ぼくらの

ぼくらのは残忍性の高い世界観を持っている作品となっています。
ラストに語る人間は一応生き残っていますが、自分達が住んでいる世界を残すために他の時代の世界を滅亡させるというなんともダークな内容となっています。
さらに戦闘で死んでしまう人たちも多いですので観賞し終ってからも非常にダークな気持ちになってしまいます。
重い作品だと思ってしまうこともできるのですが、小さな子供が選択をして世界を守ったわけですので、重いの一言だけで終わらせても良いのかも分かりません。
非常に緊張感を持続させている作品となっています。
なんというかリアクションなどを重視しているのではなく、人間の感情を表に出した作品だと思いますね。
蝿の王というアニメ作品がありますがあの雰囲気を彷彿させるような作品だと思います。
子供だからピュアな心を持っているというような甘い常識はそこにはありません。
生き残るために色々と考え、生き残るために他を犠牲にするというリアルな描写を描いています。
これがぼくらのという作品の最大の見所といえるのではないでしょうか?
私たちの子供時代にピュアな心を持っていたか?といわれるとそうではないでしょう。
色々な計算をしながら生きてきましたし、人をいじめたり、反対にいじめられて負の感情も持っていましたね。
成長してからこのような感情を上手に表に出さないようにすることができるようになっただけであり、成長してからも負の感情というものは持っているものです。
ぼくらのは子供達の負の感情を表に出した作品となっており、そこに子供らしさや友達の大切さなどといった少年漫画のような描写は一切無く絶望感しか描写されていません。
しかしそこに見所を感じてしまう作品となっているのです。
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